No.6 不安
どうも、いたるです。またながながと書かせて頂きます。
最近本当にいいこともなくてラジオでしゃべることもなく、
日にちだけがスーッと過ぎていく感じです。
なんというか、途方にくれているというか・・・ぼーっと考え事をする時が増えました。
特に家で一人でいる時、どうしようもなく思考が停止して何も出来なくなります。
体自体はそこまで疲れていません。最近は23時くらいには帰るようにしているので、
ちょっと前よりは少しはましなはずです。
でも、やっぱり、精神的にはかなり参っていまして。なんとか踏ん張ろうと思っても
どうしても力がでないようです。表層的にはいける!って
いつも思うようにしているんですがね。

僕は前にツイッターで書いたとおり、もうこうなったら一人で
生きていく術を何か考えないといけないのかなぁと本気で思い始めています。
ただ、そう思えば思うほど、俺のこれからってなんなんだろ?とか
思ってしまうわけです。
どうしたらいい?5年後とかどうしてる?想像できるか?とかね。もちろん、
そんな先のことはわからんか一歩踏み出せ!というのもわかる。
そうなんですよね。結局前に進むしかない。前に進むしかないけど、
こういうときにもっと素直に友達を作っておけばよかったと。心底後悔しています。
こういうときに話せる相手が近くにいないっていうのが、残念です。
ちょっとした軽いことから話題に絡んでくれる人がいるのといないのとでは大違いです。
僕はそういうことから逃げてきたんだと思います。なんでなのかなー。
根底に人を信用できない嫌な面が僕の中に色濃くあるんでしょうかね。
多くの友達は要らなくて、何でも話せる相手が1人でもいればいい。でも
そういう人はみんな遠い場所にいる。近くには・・・おりません。
家帰って、絶望的にちらかった部屋で、布団で、とにかく歯をくいしばって
寝る現状は、しばらく改善されそうにない。
基本的に根暗な人間ですからね。もう嫌になります。

実はこれから心のカウンセリングというか、そういうものでも
受けてみようかなぁと真剣に思っているところです。
その前に、今の自分の気持ちを書いておいて、それをあとあと見返して
どうなるかを考えようとか思ってます。
今現在の僕は将来の展望見えなくて、不安で不安でたまらん。それを
一緒に親身になって考えてくれる人を求めているのに、いないんです。
最近はめっきり酒を毎夜飲むようになり、どんどん擦り減っていく自分がいます。
そしてこういう不安な一面を吐き出して、すっきりしよう!と最近
考えてやってみましたが、結果的にまた人を傷つけてしまう始末。救いがないなと。
こういう活動から身を引くべきなのかな、と最近考えています。今まで積み重ねてきた
悪いことを神様は見ているのかなと。悪いことはできないな・・・と。
今日回復した!と思っても、すぐに突き落とされる日々を送り、

ちょっと疲れました。W杯がなかったら正直どうなっていたかわかりません。
てか、終わったらいよいよやばい。。。
いろんな方から大丈夫か、とか心配していただきありがとうございます。
ご覧の通り大丈夫ですよ!こうやってまだ吐き出そうという気力があるので。
文章で残しておこうという気持ちがあるので。
しかしね、みんなを楽しませたい気持ちはあるんですよ。こんなに弱っている俺を見て
少しでも笑ってくれる人がいれば、それはそれで少しは活動する意味はあるのかなと思います。
でも、そろそろ自分の暗黒面が打ち勝ちそうです。現に何人か傷つけているわけですし。
俺はというと、、、相変わらずですねw

あまりにも笑えない話なので、ここにしたためておきます。
読んで頂きありがとうございました。
NO.5 カナダの生活と日本の話題
さて、はじまりましたよ、今日のコラム!いたるです。
今回は色々書きたいネタが多いので、書いちゃいます。

まずはカナダの留学生活も終わりを迎えます。長いようで
短い日々でしたが本当に多くの経験をさせてもらいました。
本来ならもっと色んなところを訪ねたいと思っていたのですが、とにかく
寒すぎて外に行く気力が起きない、冬のスポーツに興味ないとかの理由で
何もできんかったです。
これが例えば、イギリス、ドイツ、イタリアとかなら間違いなく毎週末どこかに
出かけようという気が起きたのですがね。サッカーみたり、音楽聴きにいったり、
僕の好きなことが詰まっているのはこういう国なので。

今回は自分で選んでカナダに決めたわけではありません。当初はアメリカの予定が
急遽変わったということなのです。正直全然イメージもない国で、
寒くて北の方でオイルシェールのおかげで相当ウハウハということくらい。
でも、実際すんでみれば、寒いこと、それから全然遊ぶところがないところを
のぞけば穏やかで優しい時間の流れている場所なんだと思いました。日本みたいに
生き急いでいる人をみかけませんしね。
いい仲間にめぐまれましたしね。いつも冗談をいってわらかすフランス人、
日本文化大好きなカナダ人、踊り大好きトルコ人、みんな陽気でそれでいて僕みたいな
内向的で偏った思考のクソ人間にもフレンドリーなわけでして。感動しましたよ。
今回は別に語学とコミュニケーションが第1目的ではありません。あくまで
研究が仕事でしたので。ただ、それらもいい意味で楽しく終えることができそうです。

もちろん不満がないわけではありません。結構、いらいらすることもあります。
でもそれを含めて経験として今後に生かしていければということなのですよ。
帰国したら鬼のような仕事の日々が待っております。この3ヶ月、
休暇のような日々に感謝して乗り越えます。
今年は大きな目標のトークライブっていうのもありますのでね!

さて、次の話題。話題の2人の日本人について。ちなみに、
こっちでは女性のほうのニュースは報道されています。
まず音楽家さんの方。なんか色々と情報が出てきています。ごめんなさい、
僕はこの人の作品とかどういう人なのかとか全然知らなかった。確か
どっかのサイトで曲の特集でこの人がいるっていうので見てたかもしれないけど、
覚えていません。

まあその人が起こした前代未聞の問題。何にも知らず今回の報道とかサイトの検証とかだけを
ありのまま吸収した僕の意見。大人がよってたかれば簡単にモンスターを作れるんだな。です。
体に不自由があることを利用し、基本的音楽素養もあまりない人が一人の世界的作曲家の
ちょっとした遊び程度の力を発揮して作られた作品を我が物とする、そんな人を高らかに
偉大な男として持ち上げて疑惑には一切寄り添うこともなく過ごしてきたマスコミ、
それを鵜呑みにして迎え入れた人々。僕も含めてなんですが、自分の周りのこと以外のことって
本当にどうでもよく考えるものですよね。友達の、知り合いの何か大事なことは気にするけど、
今この瞬間どこかで紛争や飢餓で苦しむ人のきもちを真に考えられているかというと、
どんなに取り繕っても考えられていないというのが本心です。でも、
それはいけないことだからとみんな隠して考えている体をとる。
じゃあ具体的にどの地域のどこよ、どういう風な苦しみなの、どうしてそんなことが
起きているの、なんで行動を起こしていないの、とか聞かれてすべてに
答えられる人って少ないと思う。
でもこれはある意味仕方ないとも言える、そんなことしてたら自分の考えの範囲をこえて
ぱにくっちゃうし自分のことすらできなくなる。
そういう根本的な問題を抱えてると今回の問題の流れって
結構すんなり、簡単に理解できてしまう。
ものごとの本質をいかに人が見ていないか、それがまかりとおっている大人の世界。
本当に怖い。気をつけなきゃと思っていてもなかなかできない。
体の不自由さや曲の背景の悲劇さを目の前に冷静でいられるのかって難しいと思う。

ただ今回は、この作曲家さんの言動もちょっとよくわからん。自分の正当性のところだけ
主張しているというか、謝罪しているようでしていないというか。関係者全員に
焼き土下座して回っても許されるかわからんくらいのことなのに、
あの記者会見での不気味な余裕すら感じる雰囲気は何なのか。
僕はこういう詐欺まがいのことは自分で出来るほど器用でなく、
漫画や本での知識くらいしかなくて
こんな発想できんわと思っているのでこの人の気持ちはまったくわかりません。また一つ、
色んな人がいるんだという感想をもってしまった。

次に女性のほう。こっちは研究という言葉で通底するところが少しあります。
はじめてのニュースのときはそれは喜びましたよ。すごいことをした研究者がいるなと、
自分とそんなに年が変わらないのに、どうやったらそういうことができるのだろう、
自分にも出来たらなとか考えていました。
同時に、研究内容以外のことが取りざたされていて、肝心なところを教えろよ!という
突っ込みも強く持っていました。割烹着とか女子力とか関係ないじゃん。
今思えばそれがまやかしだったのかもしれないが。
4年前のノーベル化学賞のときはまだ内容を説明している人が多かった。
相当うすっぺらい解説だけど、それでも一般の人に興味をもつきっかけくらいは
作っていた。今回は研究内容よりそういうところの解説ばっか。
酸性の液に浸せばいいだけ、じゃあその単純さはなぜ出てくる?
どういう酸がいいの?どういう環境がいいの?使っている細胞はどう作っているの?
なんで胎盤になれるの?ipsにできてどうしてSTAPでできるの?
そんくらいは知りたいなと個人的に思っていたらあれよあれよと出るわ出るわ疑惑に
捏造にコピペに・・・しっちゃかめっちゃかですな、今現在は。

ただ、僕は大学の授業でこういう世間を騒がす問題が出たとき、まあ僕は化学屋だったので
例えば化学工場が爆発したら、なにか漏洩の事故が起こったらどうすべきかってのを真剣に
考えたことがあります。出た結論は、全部率直に吐き出そうということです。包み隠さずね。
歴史的に見て、隠そうと努力してきたところは今まったく機能していないところが多いです。
あのときちゃんと公表しておけばよかったを繰り返しています。残念ながら
そういう歴史を学ばす繰り返しているということは、何か別の要因でなっていると
考えざるを得ません。そこらへんの勉強は化学の知識以外のところなので
勉強しないといけないのですが。
全部公表しよう!と正論ぶることが不可能な状況があるのでしょう。

今回の件も、当事者が真っ先に出てきて説明すべきなのにしない。そうしておけば後々の
リカバリの可能性もあったのにそれがないということが、後々のリカバリを考えても
あまりあるよからぬ背景があるんだなと邪推してしまいます。
実際コピペの問題は相当こたえたはずです。
この弁解ってのはまあ無理でしょうなぁ。しかし両方の事件とも、
なんともお粗末ということもあるんですがそれを事前に見抜けない人間のアホさってのは、
僕を含めてなんとかならないものかなー。
少なくとも、自分の専門とか良く知っていることに関してだけでも
まじめでありたいと思います。今日はここまで。
NO.4 カナダにいます
お久しぶりです、いたるです!
随分とご無沙汰しておりました
コラムもなかなか書くネタがないってことで、自分の遅筆もかさなり
すこし放置してました。ごめんなさいね。

さて、何を隠そう僕は今カナダに来て2週間ほど生活をしております。
こちらでは、一応客員研究員という形である研究機関にお世話になっています。
別にやましいことをしているわけではないですが、余り詳しくは言えないのが現状です。
ただ、やっていることは日本とほとんど変わらないって言うか、
むしろレベル的にはかなり下がっています。まぁ無理もない。大した期間
いない日本から来た馬の骨にそうそういいテーマを用意しているわけもないですからね。
もちろん慣れてきたら色々やりたいと思っていますがね。
せっかくここまで書いたのでこっちの仕事関連でもう少し思うことを。

まず、こちらでは仕事をなるべく効率的にやり、とっとと帰れ!ということが
推奨されてます。実際は残ってやってもいいんですが、
他の研究者達はきっちりと短時間で帰ります。
しかし、素晴らしい成果をあげているのもまたすごいところでして。
俺が日本でやってたら1週間で終わることをちんたら
2週間くらいやっているわけです。まぁそんな短い時間ですからね。
ただ、僕が1週間でやることはかなり好きな鉄砲数うち当たるって
感じで結構物量に任せた感じなんですよね
ところがこちらは2週間かける代わりに、
とても精巧でかつ綿密なデータがとれてくるわけです。
実験の手つきもいまいちなのに、もっと色々できるのに
すぐ帰るとかしているのにも拘らず気づいたらデータが出ている。
とにかくね、各人の勉強のレベルが違う。
僕はある一つの専門分野に関しては結構頑張ってきました。ところが、彼らは
そこまで深くなくてもそれ以外の別の分野も同じくらい深い知識をもってます。
例えば僕は生物系のことはほとんど知らないですが、深く知識を持っている人がいます。
そこから導かれる何か考えもしないような発想があったり、
またそういう幅広いことを学ぶに当たり脳みその使い方っつーのが
とってもうまい。そんな人が集まってるところなんです。

経歴も色々で、化学だけじゃなくて機械とか回路に詳しかったり、
地学に造詣が深いとか、芸術系にも知識あるとかそういう感じです。
すごく勉強している。そして聞いたら、彼らは大学にいる間、
勉強しかしてこなかったそうです。
よく言われるけど、日本は大学に入ることがある種ゴールになってますよね。
いい大学に入ればいい会社に就職できて1流になるって感じで。
まあ最近はその就職がかなり大変ですが、
それは世界的にみても同じような現象ですからね。

海外の大学は比較的大学にはすんなりと入れます。ただ、
卒業がかなりしんどい。とにかく多くの科目を受験して単位をとりつづけます。
聞くところによると、毎日9時から17時までみっちり授業をうけて、
毎週レポートと課題に取り組みつづけるのだそう。
理系の日本の大学でもこういうところあるかもしれませんが、
毎週振るいにかけられてランキングみたいにされて競わされる
緊張感をずっと続けるって言うのはなかなかないのではと思います。
通常は留年、ドロップアウトする人が結構いるみたいです。
ストレートで進級できる人はかなり優秀と判断されるようです。
残念ながら、日本の大学生は人によっては遊んでも卒業できちゃうなんて人もいます。
もちろん相当苦労する人もいます。ただ、本当にやりたいこと、
勉強したいことをもとめて真剣に通学している人がどれだけいるか、
を考えたとき結構真剣に考えないといけない気がします。
決して日本を卑下するつもりはありません。
素晴らしい人材を輩出している実績もあるわけです。こちらにきて、
日本の話をするとみんな賞賛してくれます。そして、
日本にいったことある人はくちぐちにその素晴らしさを語ってくれます。
ただ、僕らはもっとやれることがあるんじゃないかと。恵まれた世界にいるからこそ、
もっとやらないといけないのではないかと思います。

トルコから来ているという女性研究者が、私の国では
実験台が1つしかなくてそれを5人でシェアしていたと。
僕が日本では実験台は一人一人に与えられるところがあると教えると
やはり日本はすごいのね、と言いました。うらやましいな、と。ここカナダも
相当すごく感じたけど、あなたの話だと日本はもう少しいいところなのね、
そこはパラダイスなの、と。
ショックでした。そういう環境でやってきた人と僕を比べ、
こうも考えの深みが違うのかと。これ以外の話をしてもそうです。
ここへきて、こちらの設備の素晴らしさには感動しました。ですが、細かいところ、
例えばガラス器具の多さや、ちょっとした気配り、配置、そういうところは
日本が圧倒的に素晴らしいです。かゆいところに手が届くって感じですよ。
それに慣れているとすんごく不便を感じます。でもそれは
かなり贅沢な悩みなわけですよね。これがわかっただけでも大きな収穫です。
逆に言えば、それだけの機材をこの方たちぐらいのハングリーさで
やってしまえば他を圧倒できるということでしょう。
化学の世界でも中国やインドといった新興国が席巻しています。毎週のように
発表される論文で彼らの国籍を見ない日はありません。
日本はたまにいないときもありますからね。
彼らは決して充分といえない環境でも結果を残している。
僕らはあぐらをかいているのでしょうか?いや、やれるはず。
やってやれないことないです。ちょっとした意識の変え方です。

僕は日本にいるときから上のことは知識というか、頭でわかっていました。
でも、実際に現実を目の当たりにしてより鮮明に、
血の一滴一滴にまで浸透してわかったというか。
最先端をいく先輩方の研究者の中で1流の人はこれを知っているからこそ、
すごい凄みがあるんだなと思いました。これをもっと昔に
経験できていた人っていうのは、やはりそうそう僕が手の届く人間ではないなぁと。
でも、負けてはいらんない。やれるだけの材料がそろっているので、
後はやるかやらないか。そういうことを気づかせてくれた留学だと思います。
1年くらい滞在すればまた違うのでしょうな。ちょっと短すぎかも。
かなりまじめな話になりましたね。結構量もあるので、
もっと簡単な話は次に回します!
No.3 ノーベル化学賞について
どうも、ひさしぶりのコラムです。いたるです。
何かいいネタないかなーってことで探すうちにこんなにときがたちましたが。
今回はありました!ノーベル化学賞です!!
いやー、毎年楽しみにしている化学賞ですが。今回の受賞はまぁ、
いつかはとるだろうなぁと業界では言われていた内容でした。
2年連続で、「ん?」と思うような内容が受賞していただけに、
今回の受賞は僕のような専門外の人間でもよく理解することができました。
早速ですが、どんなものだったか。僕なりにわかりやすく
みなさんにお伝えしようと思います。

すごく簡単言えば、今回は、
「実際には目で見えない化学反応の様子を
         コンピュータを使って、予想できるようにしました」

ってことです。あたりまえですが、人の目では
分子一つ一つを捉えることができません、あまりにも小さすぎるし。
ゆえに、分子上でどんなことが起こっているかなんてもっとわかりません。
じゃあ昔の人はどうしていたか。いわゆる分子モデルという目で見える
大きさの道具を使って分子の状態を予想していました。
こことここの原子がくっつくのねーとか、ここの結合が切れるのねーとか。
でも、これはかなりアバウトなものなんです。なぜならば、
このモデルはニュートンの古典物理学というものを踏襲しているからです。
ここらへんからよくわからなくなるかな?

ようは野球のボールを手に持って手を離すと地面に落ちる、なぜ地面に
落ちるの?ってのを説明するための学問が古典物理学です。
自分たちの目で見えるこの状況を説明できるのが古典物理学なのです。
ところが、化学のように、すんごく小さな分子とか原子とか扱う学問では
この古典物理学では説明できない現象がたくさんあるのです。
ざっくりいえば、古典物理学は結構あいまいだけど、大きいものを説明するに
は問題ないほどよい一致を示すのですが、それが小さい世界になると
あいまいではすまないのです。

じゃあどうすればいいの?ってことで新たに作られたのが量子科学という学問です。
詳しいことは言いませんが、これを使うことで詳細な分子の状態という
ものを表現できるわけです。
分子モデルなんかよりも正確で実際の分子状態をしっかりと反映したものです。
じゃあそれならそれ使って何でも説明できるでしょ?
ところがどっこい、それがなかなか難しいのです。なぜなら、
簡単に分子状態がわかるといいましたが、古典物理学のような、
F = maという公式で簡単に手計算できるような学問ではないのです、量子科学は。
莫大な計算とそのコストを少しでもさげるための近似などとにかく多大な労力を用いて
ようやく計算できるのです。しかも、厳密に計算可能なのはすごく小さな原子のみ。
それ以外はお手上げなのです。正確に化学状態を語ろうにも、古典物理学では適当すぎるし、
かといって量子科学つかっても現実的には計算できないし、
どうしよう・・・昔の化学者はそう思っていました。

その解決策を見つけたのが、今回の3人の業績です。
こういった古典物理と量子科学の異なる二つの世界をつなげたということが
多大な功績として評価されました。詳しい内容は僕にもよくわからんのですが、
どうやらお互いのいいとこをうまく利用する手法を見つけたのだと思います。
ある一つの分子で計算を行い、それを他のものにも適応することで実際の現象を予想する。
一つを詳しくみつつそれをすべてに応用していったということでしょうか、ここらへんは
計算化学の専門ではないのでよくわかりません。ごめんなさい。
ただ、現在化学は計算の力なくして語れません。
実際には見えないものを計算で予想できるので、
本当にいろんな場面で助かります。僕も何度かお世話になっています。
シミュレーションできるって本当にすばらしいことです。実際にはわからないことを
正確に表現できるわけですしね。
化学でも例えばこことここの分子がくっつくのなら、
じゃあこれを他の場所にも適応できないかなって
やってみたらうまくいった!新しい発見だ!っとなるわけです。

やっぱり難しいかな・・・なかなか文章力がおいつかなくてよくわからんかったと思いますが、
化学反応をコンピュータ使って目で見えるようにしたと簡単にいえばそうなります。
それだけわかれば十分です!というわけで、今日のコラムはここまで!
最後に、プレス発表の内容の和訳を載せました。
10分で作ったのでミスも多いかもしれませんが、
参考程度に英文と一緒に読んでみてください。

「複雑な化学体系へのマルチスケールレベルのモデルの開発」
~コンピュータ、それは原子の世界のバージル~
化学者は以前プラスチックの球や棒を使って分子モデルを作ってきました。
今日、そのようなモデリングは、コンピュータによって行われます。
1970年代、マーティン・カープラス、マイケル・リヴィット、アーリエ・ワーシャルは化学の
行程を理解し予想するための強力なプログラムの基礎を構築しました。実際の状態を映し出す
コンピューターモデリングは今日の化学の発展の多くに対して、重要な役割を果たしています。
化学反応は電光石火で起こります。わずかミリ秒のオーダーで、電子は一つの原子核から
他のものへと移動します。古典化学ではその説明が難しいとされています。
つまり実験的に化学行程の一つ一つの行程を追跡することは視覚的には困難なのです。
今回のノーベル化学賞を受賞した手法の助けを借りることで、科学者はコンピュータを使って
排気煙浄化触媒がどう作用するかや葉っぱで行われる光合成の様子といった
化学行程を明らかとすることができます。

カープラスら3人の功績はニュートンの古典物理化学と根源的に異なる量子物理学の世界を
つなげた点で革新的です。以前の化学者はいずれか一つしか使えませんでした。
古典物理学の強みは計算がシンプルで十分大きな分子のモデリングに適応可能な点でした。
しかし、化学反応をシミュレーションすることができないのが欠点でした。
そのシミュレーションには量子物理学を代わりにもちいなければ
なりませんでした。しかし、その計算には莫大な力を必要とし、
小さな分子にしか適応できませんでした。

今年のノーベル化学賞はこれら二つの世界から選ばれ、古典物理学と量子物理学の両方を用いた
手法の開発に与えられました。例えば、体内である薬がターゲットのたんぱく質に
どうやって結びつくかをシミュレーションするとき、コンピュータは量子理論計算をその薬と
相互作用するターゲットのたんぱく質の原子に対して行います。残りの巨大なたんぱく質は
大して手間のかからない古典物理学を用いてシミュレーションします。
今日、コンピュータはまさに化学者にとって反応チューブと同じくらい重要なツールです。
シミュレーションが現実に非常に近づいたので、
化学者は典型的な今までの実験の結果を予想できているのです。
No.2 24時間生配信について
どうも、コラム2回目です
前回はとりとめもないことばっかりかきましたが、今回もそうです。
ちょっと疲れたときとか何も考えずに読むのに最適です。
学校や職場の帰り道にでも読んでみてください。

さて、触れなきゃいけないことがありますよね、前回の24時間配信、
正確にはなんちゃって長時間配信。僕としても正直これほど自分が
どうしようもない人間なのかとがっかりしたこともないです
5年目という節目にはなんともさみしい内容でござんした。
前半2-0なのに、後半立ち上がりに3失点したような感じです。
色々自分なりに原因を考えて来年の反省のためにここに記しておこうと思います。

まず、開始時間。今回いつもより早く15時にしました。
これは、終了後おそらくロスタイムふくめて2時間くらい伸びたとしても17時となり、
視聴者のみなさんも僕もそのあと十分な休憩がとれるだろうと見越して早めにしました
しかし、これは僕の日頃の生活リズムを考えると実は危険だったのです。
僕は毎日2~3時に寝て、7時に起きる生活をしています。
例年19時くらいからスタートしたとすると、いつもだと8~9時くらいが
一番しんどいじかんになります。しかし、この時間はいつもは朝の準備を
している時間のため、実は体のリズム的には起きようとしてなんとか乗り越えられるのです。
しかし今回は、4時間早くなっているので、4~5時くらいが
一番しんどい時間です。今回だとエロゲーをやっているときですね。
しかし、一応はゲームに集中しててむしろ全く眠気なんぞなかったです。
しかし、体は確実に眠ろうとしていたんでしょう。

5時以降は一気に眠くなり、集中力、記憶力がすべて停滞。結果、
11時までの睡眠を余儀なくされた。そして、次に精神的な追い込み。これも応えました。
まず、最初のムジュラでゲームがうまく作動しないことから始まります。
その中でパソコンが落ちたりもありました。はちみつきゅうりもありました。
でもこれは奇跡のラタトゥイユに助けられました。

極めつけは、BANですかね。
あれ自体は予測していました。しかし、そのあとのプランニングを考えていなかった。
これがまずかった。このあと全部ニコ生でやると考えると、、、
後半の時間はなるべくならいちいち枠取りのわずらわしさを考えたくなかったのです。
事前に自動枠とりのソフトも準備したのですが、なぜか僕のPCでは
うまく作動せず手動にせざるをえなくなっていました。
あれで、ぷつりと僕の心は余裕がなくなったのだと思います。
そして、謎の腹痛ね。腹痛いのに眠気はますといういまだかつてない状況にも焦りました。

とまぁ、ありのままのことを書いてみました。
これらはもう過ぎたことであり、くよくよしてられません。これを糧に来年どうするのかです。
まず、24時間にこだわるのであれば、休憩はがっつり4時間睡眠をとる
スケジュールを作ること。この間にみなさんも休憩とれるでしょうから。
しかし、そこまで休むのであれば、例えば前半、後半にわけて、
前半を15時から夜3時までやり、後半を12時から夜12時のように
もう分けてしまう2部制がいいかなと。とりあえず、
24時間配信という名称はなくなるかなぁー。
夏の長時間配信スペシャル!とかになるかもですね。それと思ったのが。
スカイプ対談の時間について、なんというかやはり自由に話せるように
ジャスティンでやろうかなぁと。ニコ生も30分の区切りでそれは
それでよいのだけど、深く話せなかったこともあるしね。
人によっては短い方がいい人もいれば長くしゃべれる人もいるだろうし、
次からは自由にやっていこうと思います。

あと、今回みなさんの投稿が多くて本当に驚きました。
うれしかったです。常連から初顔まで本当に多くて。
次からはもっと送りやすいようにtwitterやメールフォーム開設など
無理しない程度に募集しようと思っています。
それから今回締め切りを色々と設定させていただきました。
思ったのは、前日でもけっこうしんどいなぁということです。
次からはもう少し早めにする。それと時間のかかるであろうイラストについては、
前日までにするということにします。
ちょっと長めになってしまったけども、これくらいで。
No.1 僥倖へ至る道サイト開設記念
どうも、いたるです。ようこそ、tpitaruコラムへ
といっても僕はあんまり文才が無いのでそんなに大したことは書けないのですがね。
初回ということで何について書こうかとか考えていてもどうせ浮かんでくるわけも
無いので適当にタイピングしながら思うがままに書いていきます。
でもって飽きたらいきなり終了します。気まぐれな感じです。まぁラジオでしゃべるときも
実際そうなんですが。ようは、言葉に発するか、文章に起こすかの違いぐらいですんで。
暇なときとか、間違って犬のフンを踏んで憤慨してる(なんちゃって)ときにでも、
ご覧くださいね。

さて、じゃあせっかくならまずこのサイトについて。
当初はブログを改装しようっていう単純な発想から生まれた企画でした。
もうブログの素材も使い続けていたし、新しく変えたいなぁって感じで。そこでふと思った、
どうせやるならいろんな情報を集約させたHPみたいなのにできないのかなぁ、と。
もともとのブログも情報はいっぱいあったんだけど、5年目の実況歴を刻んできたし、
記念の意味もこめて新たに情報源を作ろうと思いました。でも、
僕にできることはほとんどありません。ゲームに向かってしゃべるか、脳みそ働かせずに
脊髄の切返しだけでのうのうと言葉を分泌するか。HP製作なんて夢のまた夢でした。
しかし、ありがたいことにこの企画に賛同してくれる方が多くいました。
このHPを作成してくれたスタッフの皆さんです。とにかくみんなすごくて、
僕には一生かかってもできないような仕事をやってのけてくれました。
見ず知らずのおっさんのためにほんとうにありがとうございます。HPのイメージは、
ほぼ僕が想像していた、いやそれ以上に素晴らしいものでした。
ただただ、企画をしぼりだすでしかない、まるで乳牛みたいな存在の僕には
嬉しい搾乳となりました。しぼりとられたお乳は、とてもおいしい温かいものでした。
しかし、たくさんのスタッフをまとめることのむずかしさというのを感じました。
正直途中は投げ出しそうになったというか、
かなりやばいところまでいっちゃいましたが。でも、
みんなあきらめないで乳を搾り続けてくれたおかげでこういう日を迎えることができました。
改めてスタッフの皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。さて、
サイトのこけらおとしの文章もこのくらいでよいかなぁ。
あ、なにかサイトに関してここをこうしてほしいとか、
こういうのはどうでしょう??のようなご意見・ご感想は随時募集しています。
できる限り対応していきますので。

あとなにか書く?エロいこととか書く??
大事な初回のコラムをどうしてもこういう形でけがしたくなってしまう僕をゆるしてママン。
そうだ、ママンの話ってあんまりしたことないかな?今回このサイトを生み出す、
生み出す象徴のママンということで無理やり話をつなげてみようか。
実はマリオRPG実況やっているときに一回だけ乱入してきたことがあるんですよね、
うちのママンは。俺が部屋で実況しているときに、
ばあちゃんちに行くわよー運転しなさいよーってね。ママンの特徴として、
ノックしつつ入ってくるという尋常じゃないプライバシーブロークンをやってきます。
これに中高時代どれだけ苦しめられたか。おちおちエロ本も読めません。
まぁ、やさしいことに何か持ってきてくれたりするからね、無下に断れないって言う
なんともいえない切なさがありますわなぁ。そんなママンですが、最近は
腰も少しまがってきたり、完全無欠の老眼になったりでずいぶんとご苦労を
重ねております。あんまり家に帰らない親不孝をしてしまっており、
申し訳ない気持ちもあります。でも、自分の中ではそれ以外にも
複雑な気持ちがない交ぜになっています。
あんまりここで話すようなことでもないので、ちょっと重たい話はまた今度。

ママンはかなり涙もろい人なんですね。昔やってたバラ珍という、
別にち○ち○をバラバラにしたわけじゃないですよ?この発想をしてしまった人は
中学からやり直しです。ぼくですね←まぁ、お涙頂戴の番組だったんですが、
まぁママンが尋常じゃなく泣くわけです。もう、親子が何十年ぶりに再会!ってなった瞬間
なんてもう、顔の下にはティッシュが雪山のように折り重なっているんですね僕はそれで、
小さいときはよくわからなくてなぜにそんなに泣くんだ!?とついつい
聞いたことがあるんですが、「おとなになればわかるのよ」としか
言ってくれなかったんですね。子供時分には煮え切らない回答だなぁと思い、
ドラクエ6をすすめたもんです、熟練度あげるやつねあと、数年前の冬ソナブームのときも、
まぁひどかった。とにっかく毎回毎回ぐっしゃぐしゃ!最終回なんか泣きすぎて
吐いてたもんね。あんたもみなさい!って何度言われたことか・・・
未だにみてませんがね・・・しかし、最近はこのDNAを俺もしっかりひきついで
いるのだなぁと痛感します。ご存知の人もいると思いますが、僕も涙もろいのです。
けっこう性格面では似ているところがあります。強情、短気、すこし目立とうとする
ところとかね!あとなんですかねー、異様にメールの文章が長いとか。あ、
目がでかいですね。それは僕も色濃くひきついでいて、目が特徴的ですね。
これのせいで、赤ちゃんには好かれません。僕もそうです。
怖がられてしまうんですよね。だから笑いかけてくれる赤ちゃんがいたら
無条件で抱きしめたくなります。なんか目には異様なまでのこだわりを持っているようでして、
自分は目がいいことをいつも声高にのたまうのです。「わたしのこなんだから、
目が悪いわけないでしょ!」残念ながら、僕も兄貴も目が悪いですwごめんなさい。でも、
完全に老眼なのにそれは認めないっていうね。本読むとき
おもくそ虫眼鏡使ってますやん・・・パソコンの文字のフォントが24になってますやん・・・
まぁ基本的には厳しかったですよ。けっこう手をあげられたこともありますしね。
毎日のように朝一、兄貴を起こすときにえらい怒号を轟かせていたくらいですしね。
俺はなるべく怒られないようにバイパスを使っていましたね。
これぞ次男坊の生きる道!ってもんさねなんか思った以上に母親のことを
書いてしまいましたね。でもね、最後にこれだけはいいたいね。ありがとう。
こればっかりはさ。例えなにがあろうとここまでの俺を育ててくれたことには
もう素直にこれだよね。偉大ですよ。もし、このコラムを読んでいる中高生の中で、
母親に反抗しているあなた。それもいいでしょう、そういう時もある。
今は精一杯とことんむきあってみてください。5年くらいたつとね、もう本当に不思議なくらい、
両親のすばらしさに気づくよ。でも、今しっかりと意見言うときは意見言って、
ぶつかってこそ得られるもんだと思います。大事にしてくださいよ。

というわけで、初回のコラムは大半が母なるものでした。
次回をお楽しみに。僥倖と共にあらんことを!(久しぶりに復活させよう!)

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